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先生の心構え

「好きなことを仕事にする」の罠とは?

「好きなことを仕事にする」 の罠とは?
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こんにちは、鈴木貴之です。

今回は「好きなことを仕事にする」というテーマについてお話しします。

私が様々な教室の先生とお話をしていて感じていることがあります。

それは、たいてい何かの教室をやりたいという場合、その教えていることそのものが大好きだということ。

教えていることそのものが好きで、好きで、好きだから教室をやりたい。

みたいな感じです。

人生70歳まで働くことが当たり前になった世の中ですので、できるだけ長く働くことを考えると自分が好きなことを仕事にするのは理にかなっていると思いますよね。

確かに、その一面は否めません。

しかしながら・・・実際はそれだけでは片手落ちだということはよくあるのです。

なぜなら、それはビジネスの側面の片方しか見ていないから。

では、もう片方とは何なのか。

そのことについて詳しくこの記事ではお話していきたいと思います。

コンセプト作りでよくある間違い

実は、よく起業塾に参加されている方から相談を受けることがあります。

その中でも多いのが、

「自分のコンセプトが何度提出しても戻ってくるんです。助けてください」

という相談。

(コンセプトを作って提出しても、「これはダメだ」といって戻される。でも具体的にどうダメなのか、よくするにはどうしたら良いのかなどを教えてくれないので、めちゃくちゃ困っている人は多い)

そういった相談が来るのは、私がコンセプト作りの講座を公開しているからです。

 

でも、そういう相談を受ける時に実際にその方たちが作ったコンセプトを見ていくと、思うことがあるのです。

それは、「そもそもそのコンセプトで売っている商品は、欲しいものなのか?」ということ。

要らないものを売っても誰も買ってくれない(当然ながら・・・)

欲しくない商品を売っても誰も買ってくれません。

(これ、めちゃくちゃ当たり前の話に聞こえますが、自分が売る立場になると途端に分からなくなってしまうのです。不思議ですが・・・)

もちろん、コンセプトを磨いて欲しくさせることもできますし、重要ですが、本質的に必要とされない商品もあります。

例えば、アフリカの一部族しか話さない言語を学べる講座を売ろうとしても、どこで使うのかという話になります。

こういうものを売っている場合、いくらコンセプトを磨いても売れません。

 

でも、この例のように、自分がめちゃくちゃ好きでも売れない商品というのがあります。

そういう商品・サービスを売ろうとする人は結構多いのです。

情熱で数人は買ってくれるかもしれませんが、それをビジネスにして継続的な売上を上げるのは難しい。

フロントエンド商品の反応率も悪いということが起こります。

フロントエンドが売れないと、もちろんバックエンドも売れません。

自分が好きなことを仕事にする以上に大事なこととは?

では、冒頭で出てきた、「ビジネスのもう片方」とは何でしょうか?

好きなことを仕事にするのは素晴らしいことですが、それが誰かの人生に価値を提供するものでなければ売れないということです。

また、それを欲しいと思う人の数が自分のリーチできる市場内に十分にいないと、生活を支えるほどの売上にはなりません。

起業塾に参加している人の中には、売れない商品を売ろうとする人が多いです。

本質的に売れない(需要がないか少なすぎて生活できるレベルではない)のに、「ブラッシュアップすれば売れるのでは?」と考え、そこにお金を払う人が結構います。

もちろん、それで売れることはあります。

でもそれは、ブラッシュアップしたコンセプトが元からある需要を的確にとらえた時のみです。

起業段階でそこにない需要を作ることはできません。
それには多くのお金と時間が掛かるからです。それは個人ができる範囲を超えています。

個人が起業をするという時、大事なのは「そこにあるけど、満たされていない需要」を満たせるものを売ること。

大手に負かされず、競合に勝つにはこれができないといけません。

そもそも、需要がどう考えてもない(ないしは少ない)というコンセプトで商品を売ろうとしていたら、私は「そのような商品は売れない」と率直に言います。

欲しい人がいない商品はスケールしません。
ある程度スケールしなくては生活を支えることはできません。

「好きなことを仕事にする」時に重要なもの

大事なのは、その商品を潜在的に欲しいと思う人の数です。

集客できる範囲内で潜在的に欲しいと思う人がどれだけいるかを考えることが重要です。

今後、日本では認知され、興味を持たれ、欲しいと思われ、実際に行動してくれる人の数はどんどん減っていきます。

母数が少ないと、集客も難しくなります。

好きなことを仕事にしたいなら、その商品を買ってくれる人の母数がどれくらいいるかを考えてみてください。

 

最近、起業塾に参加して高額な費用を払っても結果が出ず、借金だけが残るという話をよく耳にします。

今回は注意喚起として、またマーケティングの一環としてこの内容をお話ししました。

 

この集客の母数という考え方はマーケティングにおいて非常に重要です。

内容についてコメントや質問がありましたら、ぜひご連絡ください。

それではまた。

 

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