こんにちは! 鈴木貴之です。
今回のブログ記事は、教室ビジネスを経営されている皆様に向けて、チラシを使った集客術を深掘りしてお届けします。
先日、ある教室の先生から「生徒募集のチラシを作りたいけれど、なかなか効果が出ないんです…」というご相談を受けました。
多くの教室経営者の方が、生徒募集のためにチラシを作成し、配布されているかと思います。
しかし、せっかく時間と費用をかけて作ったチラシも、なかなか期待通りの効果が得られない・・・そんな経験はありませんか?
以前の記事では、効果的なチラシ作りの第一歩として「5W1H」を明確にすることの重要性をお伝えしました。
今回は、その中でも特に重要な要素である「Why(なぜ)」、つまり「なぜ今、行動する必要があるのか?」という問いに焦点を当て、チラシを見た人が思わず行動してしまうための秘訣を解説していきます。
生徒募集のチラシ、なぜ反応がない?
想像してみてください。あなたの教室のチラシが、地域の家庭のポストに投函されました。
多くの人がチラシを手に取るかもしれませんが、その中で実際に問い合わせや体験レッスンに繋がる人はほんの一握りかもしれません。
なぜ、せっかくチラシを見ても、ほとんどの人は行動しないのでしょうか?
その最大の理由は、チラシの多くが、読み手に
「今、この教室に申し込む理由」
を提供できていないからです。
教室の特色やカリキュラム、料金などを丁寧に記載したとしても、それだけでは「今すぐ行動しよう!」という気持ちにはなかなかなれません。
例えば、
- 「〇〇教室、開講!」
- 「楽しいレッスンでスキルアップ!」
- 「無料体験レッスン受付中!」
これらの情報は、教室の存在や概要を伝えるには役立ちますが、「なぜ今、この瞬間に申し込む必要があるのか?」という核心的な問いには答えていません。
生徒の保護者の方々は、日々様々な情報に触れています。
他の習い事のチラシ、学校からの連絡、地域のイベント情報・・・その中で、あなたの教室のチラシが埋もれてしまっている可能性は大いにあります。
「いつか」は永遠に来ない!今、行動させる理由を作る
「興味はあるけど、今は忙しいから・・・」
「もう少し落ち着いたら考えようかな・・・」
チラシを見た人がそう思ってしまったら、残念ながらその後のアクションに繋がる可能性は極めて低くなります。「いつか」は、多くの場合、永遠に来ないのです。
だからこそ、チラシには、読み手が
「今、このタイミングで行動しなければならない明確な理由」
を盛り込む必要があるのです。
それは、まるで背中をそっと押してくれるような、あるいは見逃したら損をしてしまうような、そんな魅力的な動機付けです。
行動を促す「Why(なぜ)」の具体例
では、具体的にどのような「なぜ」をチラシに盛り込めば、読み手の行動を促せるのでしょうか?
教室ビジネスの特性に合わせて、いくつかの例をご紹介します。
期間限定の特典やキャンペーン:
- 「【〇月〇日まで】体験レッスン無料!さらに、当日入会で入会金半額!」
- 「【先着〇名様限定】最初の1ヶ月分の月謝が〇〇円!」
- 「【春の応援キャンペーン】兄弟姉妹同時入会で、教材費無料!」
このように、期間や人数を限定した特典は、「今申し込まないと損をしてしまう」という心理を生み出し、行動を促します。
季節やイベントに合わせた特別なプログラム:
- 「【夏休み短期集中講座】苦手克服!〇〇スキルを徹底マスター!」
- 「【クリスマス特別ワークショップ】親子で楽しむ〇〇作り!」
- 「【新学期応援キャンペーン】入学準備に!〇〇講座で自信をつけよう!」
季節やイベントと関連付けることで、「今、このタイミングだからこそ受講する価値がある」という認識を生み出すことができます。
緊急性や希少性を強調する:
- 「残席わずか!〇〇コース、まもなく定員に達します!」
- 「今年度最後の募集!次回の募集は未定です。」
- 「この分野の専門家による特別レッスン!今回限りの開催です。」
このように、席数や期間、開催頻度などを限定することで、「今を逃すとチャンスを失ってしまう」という焦燥感を煽り、行動を促します。
具体的な成果やメリットを提示する:
- 「【受講者の声】3ヶ月で〇〇の資格を取得!自信を持って就職できました!」
- 「【保護者の声】うちの子、〇〇教室に通ってから、自主的に勉強するようになりました!」
- 「【無料体験レッスンで実感!】〇〇教室の楽しい授業を体験してみませんか?」
具体的な成果やメリットを提示することで、「この教室に通うことで、自分や子供にどのような良い変化が起こるのか」をイメージさせ、「今すぐ試してみたい」という気持ちを高めます。
チラシは「今すぐ行動する理由」を伝えるラブレター
チラシは、単なる情報伝達のツールではありません。
それは、あなたの教室の魅力を伝え、「今すぐ行動したい!」と思わせるための、生徒や保護者へのラブレターのようなものです。
表面的な情報だけでなく、「なぜ今、あなた(の教室)を選ぶべきなのか」という核心的な問いに真摯に向き合い、その答えを明確に伝えることこそが、チラシ集客成功の鍵となるのです。
【ステップバイステップ】「なぜ」を活かした効果的なチラシ作成術
ここからは、今回の内容を具体的なチラシ作成に活かすためのステップを、順を追って解説していきます。
ステップ1:ターゲット顧客の再定義
まず、あなたの教室のターゲット顧客を改めて明確にしましょう。
- どのような年齢層の生徒を集客したいのか?
- どのような学習目標や課題を持っている生徒か?
- 保護者はどのようなニーズや期待を持っているか?
ターゲット顧客を深く理解することで、彼らに響く「なぜ」を見つけやすくなります。
ステップ2:「今、行動する理由」の洗い出し
ターゲット顧客のニーズや状況を踏まえ、「なぜ今、このチラシを見た人が行動する必要があるのか?」という問いに対する答えを複数洗い出してみましょう。
- 期間限定のキャンペーンは実施できないか?
- 季節やイベントに関連付けられる特別なプログラムはないか?
- 緊急性や希少性を演出できる要素はないか?
- 受講することで得られる具体的な成果やメリットは何か?
- 無料体験レッスンは、今申し込むことでどのようなメリットがあるか?
ブレインストーミング形式で、自由な発想でアイデアを出してみましょう。
ステップ3:最も魅力的な「なぜ」を決定
洗い出した「なぜ」の中から、あなたの教室の強みやターゲット顧客のニーズに最も合致し、行動を強く促せるものを1つ、あるいは2つ選びましょう。
複数の「なぜ」を盛り込みすぎると、メッセージがぼやけてしまう可能性があるため、最も効果的なものに絞り込むことが重要です。
ステップ4:「なぜ」を強調したキャッチコピーの作成
決定した「なぜ」を、チラシの最も目立つ場所に、魅力的なキャッチコピーとして配置しましょう。
- 【〇月〇日まで!】〇〇コース限定割引!
- 【残席△名】人気の〇〇講座、お申込みはお早めに!
- 【無料体験レッスン】今なら〇〇がもらえる!
ターゲット顧客の目を引き、内容を読み進めてもらえるような、インパクトのある言葉を選びましょう。
ステップ5:「なぜ」を裏付ける具体的な情報の記載
キャッチコピーで興味を引いたら、その「なぜ」を裏付ける具体的な情報を分かりやすく記載しましょう。
- キャンペーンの期間や適用条件
- プログラムの詳細やスケジュール
- 残席数や募集期間
- 受講者の声や実績データ
- 無料体験レッスンの内容や特典
具体的な情報を提供することで、読み手の疑問や不安を解消し、行動へのハードルを下げることができます。
ステップ6:行動を促す明確な指示(CTA)の記載
最後に、チラシを見た人にどのような行動を取ってほしいのかを、明確に伝えましょう。
- 「今すぐお電話ください!」
- 「ウェブサイトから無料体験レッスンを申し込む」
- 「チラシを持参して、受付までお越しください」
連絡先や申し込み方法などを分かりやすく記載し、行動への導線を整えましょう。
ステップ7:効果測定と改善
チラシ配布後には、必ず効果測定を行いましょう。
- チラシを見た人からの問い合わせ数
- 体験レッスンへの参加者数
- 実際に入会した生徒数
これらのデータを分析し、どの「なぜ」が効果的だったのか、チラシのどの部分を改善すべきかなどを検証し、次回のチラシ作成に活かしましょう。
このステップバイステップの手順に従ってチラシを作成することで、あなたの教室の生徒募集は、これまでとは全く違う結果を生み出すはずです。
ぜひ、「なぜ」の力を活用して、生徒を「今すぐ」集める効果的なチラシ作りに挑戦してみてください。
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