こんにちは。鈴木貴之(@shiogamabtc)です。
本日は、新しく教室ビジネスを立ち上げた一年目の経営者に向けて、挫折を乗り越えるための具体的なアドバイスを提供したいと思います。
起業すると直面する課題や問題
起業すると、多くの課題や問題に直面します。
それらは、問題が生じたときに初めて気付くことが多いです。
実際、私自身「起業してみて初めて分かった問題・課題」が沢山ありました。
そしてそれらをひとつひとつ自分で解決策を探して行かなければなりませんでした・・・。
しかし、起業する前にこれらの問題を理解し、対策を準備することで、多くの問題を回避できます。
例えば、起業の成功の鍵は「売上を上げること」ですが、それだけでは教室を成長させることはできません。
会計や税務、手続きなどの知識も必要となります。
これらは複雑で、時間と労力を必要とします。
また、初期段階では財政的な制約があり、これらの専門的な業務を外部の専門家に依頼することが難しいかもしれません。
しかし、それらを自分で行うと、間違いを犯すリスクが高まります。
一方で、これらの知識を習得することは、教室ビジネスの経営において大変役立つでしょう。
さらに、あなたが提供する教育の内容に集中するためにも、複雑な事務作業から自分を解放することが重要です。
起業すると、素晴らしいことだけでなく、様々な問題点も持つという現実に直面します。
問題を発見するのは起業したからこそ。
しかし、その問題を防ぐためには、起業前にしっかりと準備をしておくことが求められます。
実際のところ、起業後3年間の生存率は、100教室あたり3割程度に過ぎません。
多くのビジネスにおいて、その主な原因は、売上が伸びずに倒産すること。
そのため、起業時には売上を上げることに集中し、それ以外の問題には事前に対策を講じるべきです。
売上をあげること以外の問題とは?
ここで具体的に挙げられる問題の一つが、会計や税務の課題です。
初めての起業では、複雑な手続きや理解困難な書類、独特な制度などに戸惑うことが多いでしょう。
そうした問題を自力で解決しようとすると、実務的な負担とメンタルコストが大きくなります。
したがって、可能ならば初めから専門家に依頼するか、起業前にしっかりと学ぶことを推奨します(私自身、簿記3級を自分で勉強して取りました)。
また、会計ソフトなどを活用するのも一つの解決策です。
会計ソフトの使い方を覚えるのも一苦労ですが、一度覚えてしまえば、毎年の決算などの手間を大幅に減らすことができます。
次に挙げられる問題は、経営全体に関わる複数の項目です。
その詳細については次回、後編としてお伝えする予定です。後編では、これらの問題をどのように解決するか具体的に解説します。
次に、社会的信用の重要性について触れます。
社会的信用がなければ、ビジネスは困難に直面します。
信用がない状態では、新しいビジネスパートナーシップを組むことが難しくなり、これが大きな問題となります。
したがって、良好な社会的信用を保つことが不可欠です。
そして、起業初期には収益が見込めないことを理解し、生活費をまかなうための貯金を準備することが必要です。
私も起業後最初の半年は教室の売上だけで食べられず、貯金を切り崩していました。
半年してようやく教室の売上ー経費=利益で銀行口座のお金が減らなくなったのです。
したがって、起業する前には少なくとも半年、できれば1年分の生活費を準備することをおすすめします。
最後に、起業すると必ず働く時間が増えることについて話します。
起業する前は労働時間が減ると思うかもしれませんが、実際には24時間ずっと仕事に取り組むことが必要になることを理解するべきです。
仕事を続けるためには、全力投球する姿勢が必要です。
以上のことを理解し、適切な対策を取ることで、ビジネスは成功へと向かうことでしょう。
教室ビジネスの経営者にとって、自立と自制心は必須の要素です。
企業環境から独立した場合、上司や顧客の存在が薄れ、自己管理が重要となります。
全てを自分で行う必要があるので、それができる人が成功します。
企業に所属していた頃は、仕事量やノルマが明確に定められていました。
しかし独立すると、それらがなくなるため、自分自身で作業時間を管理しなければなりません。それが難しく、時間管理に失敗してしまう人もいます。
自分のスケジュールを組み、自制心をもって行動することが求められます。
もしそれができないと、労働力が低下し、ビジネスの成長に影響を及ぼします。
また、契約が突然終わる可能性もあります。
今まで喜んで通ってくれていた生徒さんが突然辞めるというのはいつでもあり得ることだと理解してください。
それは教室ビジネスのリスクの一つです。
契約が一生終わらないと思ってしまうのは危険で、収入の増加を前提にするのはリスク管理上好ましくありません。
それよりも、常に顧客を育成し、新たな契約を獲得するための行動を起こすべきです。
さらに、自分のビジネスが突然失われる恐怖もあるでしょう。
そのためにも、複数の契約を持ち、収入の流れを確保することが重要です。
しかし、何よりも大きなリスクはモチベーションの喪失です。
金銭的な目的だけでビジネスを始めた場合、モチベーションは続かないでしょう。
それでは、ビジネスは長続きしません。
それを避けるためには、自分が情熱を持てること、好きなことを仕事にするべきです。
その方が、ビジネスに対する情熱が持続し、長期的に続けられる可能性が高まります。
そして、それがビジネスの成長と成功につながるのです。
教室ビジネスは、自分が情熱を持てるもの、あるいは自分が人々を支えたいと思えるものでなければなりません。
それが何十年も続けられるものであるかどうか、それは自己問答すべき重要な問いです。
結局、自分の本当の欲求は何か、それを深く探求することが必要です。
ただ、情熱を持てるものが何かは必ずしも明確にはわからないものです。だからこそ、とにかく挑戦してみることが大切です。
いろいろなことを試し、何が自分に合っているのかを探すことが必要です。
それは、自分にぴったりのものを見つけるための探求の過程なのです。
教室ビジネスは、情熱を持てるものでなければ長続きしません。
なぜなら、ビジネスは終わりのないフルマラソンのようなもので、全力疾走を続けることが求められます。
そのため、自分が情熱を持てるビジネスを見つけることが長期的に成功するための秘訣と言えるでしょう。
そして、情熱があれば、他の問題は比較的小さいものになるでしょう。
情熱があれば、起床後すぐにビジネスを始めることも可能です。
そのため、まずは自分が情熱を注げることを見つけることが重要と言えます。
ただし、ビジネスには想定外の問題も必ず出てきます。
その時にパニックにならないように、対策を考えておくことも大切です。
以上のようなことを考えながら、自分が情熱を注げるビジネスを選び、成功を目指していくことをお勧めします。
今日のブログ記事はここまでとさせていただきます。
それでは、また。
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