こんにちは。鈴木貴之です。
先日、うちのクライアントさん(教室経営者さん)のInstagram投稿を一緒に添削していた時のこと。
その方は、デザインも整っていて、発信も継続しているし、動画編集もすでに勉強済み。
「これで申込が来ないのはおかしいな…」という印象すらありました。
でも、その投稿を見ていて、ふと気づいたんです。
──発信に“芯”がない。
確かに上手いんです。
でも、表面的というか、「誰でも言えそう」なことばかりで、本質的な“その教室らしさ”が伝わってこない。
そして、これはその方に限ったことじゃありません。
実は教室ビジネスの世界には、意外と多いんです。
「テクニックは揃ってるのに、心に響かない教室」。
Googleが教えてくれた「一番大事なもの」
ちょうどそんなとき、ある本を読んでいて驚いたことがありました。
それが、Googleの元CEOエリック・シュミットの著書
『How Google Works』。
そこにこう書かれていたんです。
「企業の成功は、戦略でも技術でもない。文化だ」
…これ、正直ちょっとショックでした。
なぜなら、Googleといえば世界屈指の“技術集団”。
どれだけの天才エンジニアが集まってると思ってるの?って話じゃないですか。
なのに、そのリーダーが「文化のほうが上」って言ってる。
そして思ったんです。
──これ、教室ビジネスにも当てはまるなって。
あなたの教室には「文化」がありますか?
ここでいう“文化”って、大げさなことではないんです。
教室で言えば、
「なぜこの教室をやっているのか?」
「どんな人に、どんな未来を届けたいのか?」
「この教室は、何を大切にしているのか?」
といった、あなたの理念や価値観、信念のこと。
たとえば、子ども向けの書道教室をやっているある方は、「上手く書く」ことをゴールにしていませんでした。
その方が大事にしているのは、“自分と向き合う時間”としての書道。
おしゃべりしがちな子が集中力を取り戻したり、自己肯定感をゆっくりと積み上げていく過程に寄り添いたい──そんな願いを持って、教室を運営しているんです。
これって、完全に「文化」ですよね。
だからその方のLP(教室案内ページ)には、「1文字1文字、あなたの心を写しとる時間」というコピーが書かれている。
もう、それだけで世界観が伝わってきます。
文化がない教室は「ただの習い事屋さん」になる
逆に、この「文化」がないまま、テクニックに走ってしまうとどうなるか。
Instagramも更新してる
講師歴も長い
設備も整ってる
…でも、「どこにでもある教室」に見えてしまう。
例えばカフェで言うなら、「Wi-Fiがあって電源があって内装がきれいで…」だけのカフェ。
──通う理由、見つかりますか?
これって、教室ビジネスでもまったく同じなんです。
だからこそ、「自分の教室らしさ」「何のためにやっているのか?」という文化=ビジョンを、最初に言葉にしておくことがめちゃくちゃ重要。
教室の“らしさ”が見えると、ファンが生まれる
面白い話があります。
あるフルート教室の先生が、月1回だけやっていた「音楽で旅するシリーズ」というテーマのグループレッスン。
「今日はフランスの風景をイメージしながら吹いてみましょう」
「次回は北欧の森を音にしてみよう…」
このシリーズがきっかけで、「この教室、他と違う!」と感じた親子が入会を決めてくれたそうです。
実際は、それほど上級テクニックを教えていたわけじゃないんです。
でも、その教室には“音楽を使って旅する”という文化があった。
人は、そういう世界観に惹かれて集まるんです。
あなたの文化を、伝える場所はありますか?
さて、ここまで読んでいただいて、1つ大事な問いがあります。
「あなたの教室の“文化”、どこで伝えていますか?」
Instagram?チラシ?ホームページ?
それらは“きっかけ”にはなりますが、文化まで伝えるには、ちょっと弱いです。
なぜなら、SNS投稿は断片的ですし、チラシは情報が限られる。
だからこそ、ちゃんと文化まで伝えられる教室案内(=LP)が必要なんです。
SNSは導線の1つにすぎない
多くの先生方がSNSをがんばっています。でも、それ自体がゴールではありません。
SNSは、
興味を持ってもらう
雰囲気を伝える
安心感を醸成する
ためのツール。
そこからプロフィール→教室案内(LP)へ導線をつなぐことで、はじめて文化や価値観が伝わるようになる。
この導線がしっかりしている教室は、体験からの入会率も高いし、入会後の満足度も安定して高い。
なぜなら、生徒側も“どんな教室か”を納得して入ってきてくれるからなんです。
「理念は一番地味で、一番効く」
最後に、ある教室オーナーさんが言っていた言葉をご紹介します。
「理念は、一番地味で、一番効く」
私もそう思います。
テクニックや流行のデザインも大事。
でも、それ以上に、あなたの中にある“なぜこの教室をやっているのか”を言葉にすること。
それが文化になり、ブランドになり、選ばれる理由になる。
そして、あなたの文化を言語化し、それを教室案内(LP)や投稿に落とし込んでいくことで、
「この教室しかない」と思ってくれる人が、少しずつ増えていくんです。
では、あなたの教室の文化とは?
・あなたが大切にしていることはなんですか?
・なぜ、今の教室をやっているのですか?
・どんな未来を生徒に届けたいのですか?
…ちょっと立ち止まって、言葉にしてみてください。
それが、あなたの“文化”です。
教室ビジネスにおいて、一番最初に、そして一番最後まで大切にすべきものだと、私は信じています。
文化をつくったら、きちんとそれを伝えていきましょう。
そうすることで生徒数が増え、あなたは「自分が最も価値を提供できる生徒」だけを受け入れることができるようになります。
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