こんにちは。鈴木貴之です。
今回は「教室ビジネスに“ブランディング”は本当に必要なのか?」というテーマで、ちょっと辛口に、でも大事な本質に踏み込んだお話をしていきます。
教室ビジネスをしていると、こういう話を聞いたことがあるのではないでしょうか?
「ブランドを作りましょう」
「認知度を上げましょう」
「〇〇地域で一番を目指しましょう」
一見もっともらしい言葉ですし、実際にそう信じてSNSや広告にお金をかけている方もいるかもしれません。
でも、私はこう言いたい。
中小の教室ビジネスに、いわゆる“ブランディング戦略”は不要です。むしろ危険、と。
なぜ「ブランディング」は危険なのか?
多くの教室オーナーが勘違いしてしまうのは、「ブランド=有名になること」だと思い込んでいることです。
たしかに、昔のように街に1軒しかないピアノ教室や英語教室であれば、名前を知られること=価値でした。
でも今は?
習い事が溢れ、情報が飽和している現代。
あなたと同じことを学べる教室が地域に複数あるという状態です。
そういう時代において、「ただ名前を知られること」には、もはや意味がありません。
むしろ、認知だけを追い求めると、次のような罠に陥ります:
- 反応が薄いSNS投稿を延々と続ける
- 高額な広告をかけても、見られるだけで終わる
- ブランディング費用が膨らんで、利益が残らない
つまり、「見てもらうこと」には成功しても、「売上につながる導線」がないと、意味がないのです。
ブランディングの正体とは?
ここで、いったん「ブランディングとは何か?」を整理しておきましょう。
本来のブランディングとは:
- 他との違いを明確にし
- 一貫した印象を与え
- 長期的な信頼を得る
という長期的な価値構築の活動です。
問題は、これをゼロから立ち上げるには時間もお金もかかる、ということです。
大企業や資金のある企業がやるならともかく、個人教室がいきなりこれを真似しようとするのは、はっきり言って無謀です。
大手と同じようにしようと思ったら、すぐに資金が枯渇します。
教室の先生にとって今必要なのは「信頼の積み重ね」であって、「ブランド構築」ではありません。
ブランドよりも「今すぐ売上につながる活動」を優先すべき
教室ビジネスに本当に必要なのは、次のようなシンプルで地に足のついた活動です:
- 明確なターゲット設定(誰に向けてレッスンをしているのか)
- 課題解決型の情報発信(どんな悩みに対してどんな変化を起こせるのか)
- 入会までの導線設計(LPや説明会など)
- お問い合わせに対する即レスとフォローアップ
これらは一見地味に思えるかもしれませんが、「あなたの教室に入ると、どんな安心や変化が得られるのか?」を相手に明確に伝える行動なのです。
これこそが、教室ビジネスにおける“信頼のブランド”の始まりなのです。
現場からのリアルな失敗例
あるピアノ教室の先生は、デザイナーに数十万円かけて「おしゃれなホームページ」を作りました。
でも結果は、数ヶ月経ってもお問い合わせゼロ…
なぜか?
・誰の悩みに向けた教室なのかが不明瞭
・アクセスのないところに作っても見られない
・その後の投稿や発信が弱く、ホームページに行く理由がない
この例のように、“ブランディングに投資した”つもりが、まったく回収できないまま終わってしまうケースは非常に多いです。
まずやるべき「実践的ブランディング」の考え方
では、教室ビジネスのオーナーがまずやるべきことは何か?
それは、「今いる生徒からの信頼」を最大化することです。
- 一人ひとりの成果や成長に目を向ける
- 保護者や生徒との小さな対話を積み重ねる
- 口コミや紹介が自然に生まれる環境を作る
こうした“実体験に基づいた信頼”こそが、最強のブランドになっていくのです。
実際に考えてみよう!ワーク:
あなたの教室の「今の信頼資産」は?
紙とペンを用意して、次の項目について書き出してみてください:
- 最近の生徒・保護者からの「嬉しかった声」
- 紹介やリピートが生まれた理由(どんな感動があった?)
- 「あの教室、なんかいいよね」と言われる理由
これらを整理することで、あなたがすでに持っている“ブランドのタネ”が見えてきます。
そのタネを、どうやって増やし、広げていくか。
これが、教室ビジネスにおける“ブランディング”の出発点なのです。
個人の教室に「ブランディング戦略」は不要
でも“信頼の積み重ね”は必要
認知度を上げることが先ではありません。
あなたの教室が「この人になら任せたい」と思ってもらえる関係性、それをコツコツ積み重ねることで、結果的に「信頼のブランド」が育ちます。
広告やデザインにお金をかける前に、まずは目の前の生徒さん・保護者さんと、どんな信頼関係を築けているかを見直してみましょう。
大手のような“認知型ブランディング”ではなく、個人教室ならではの“信頼型ブランディング”を。
それが、無理のない教室経営を長く続けるための、一番確実な道です。
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