こんにちは! 鈴木貴之です。
チラシを教室集客に用いる場合、実に様々なことを考えなければなりません。
「なぜ、あなたの教室のチラシ広告は失敗するのか?」では、チラシが誰の為のものなのかを明確にし、その人がいるであろう地域に撒くことの大切さをお伝えしました。
「チラシをつくる際にあなたが考えるべきメッセージ5つと最も重要なもの」では、チラシ自体に何を書いたらいいのかということについてお伝えしました。
この二つはとても重要なので、もし一度読んでいただいていたとしても、もう一度読み直して下さい。
では、誰の為のチラシかはっきりしていて、チラシの内容もその人に十分訴求できているものだとします。
そうだとしても、もう一つの条件が満たされていないと、チラシはその効果を十分に発揮できません。
では、そのもう一つの条件とは何でしょうか?
そうです、タイミングです。
子供を対象としているスクールの集客の場合
どのタイミングでチラシを撒くかで、全く同じ内容を同じような地域に巻いても、まったく反応が異なります。
子供を対象としているスクールの場合、反応が最も多いのは「4月」です。
次に「1月」「6月」「9~10月」と続きます。
反応がほとんどないのは、「8月」と「12月」です。
1月と4月が多いのは、誰でも納得すると思います。新しい年、新しい年度なので、新しいことをスタートするにはとても良いタイミングなのです。
教室集客を計画する時に、このふたつの月を外すことは考えられません。
6月に比較的反応が良くなるのは、4月に新しい環境になり、それに慣れてから通わせようと思う保護者の方がいるからです。9月、10月が多いのも、ある意味同じ理由からでしょう。
逆に8月と12月の反応がほとんどないのは、どちらの月も保護者の方が忙しい月だからだということができます。8月は夏休みでお盆もあるので、家族で出かけたりすることが多いでしょう。
12月は年末が迫り、クリスマスなどの行事が学校や地域でも催されます。冬休みもかぶりますので、やはり保護者の方は忙しい。
8月や12月に検討していたとしても、「まあ、来月からでいいか」となってしまいます。
その為、この時期にチラシを撒くとほぼ失敗に終わってしまいます。
もう一つのタイミング
もう一つ、考えなければならないタイミングがあります。
それは、保護者の方があなたの教えているものに関心があるかどうかです。
英会話のチラシが英会話を習わせたいと考えていない保護者の方に届いても、反応がありません。
対面でのセールスであれば可能かもしれませんが、チラシでそれを行うのは不可能です。
できるのは、意識としては考えていないけど、無意識としては気になっていた人を動かすくらいです。
だから、保護者の方の心のタイミングを捉えることが重要なのです。
1月、4月の反応がいいのは、この保護者の方の心のタイミングがいいということでもあります。
「何か習わせようかしら?」と思っているところにチラシが届くのが重要なのです。
もしチラシが届かなければ考えようもしなかった習い事でも、チラシが届いたから候補として挙がり、結果決まるということがあります。
特に「子供にとってそれを必ず習わなければならない理由」がない場合は、この方法で効果を上げることが出来ます(この件に関する詳しい記事は「なぜ、あなたの教室に通わないといけないの?」を参照して下さい)。
チラシはこう撒け!!
では、チラシをどう撒くと効果的なのでしょうか?
もしあなたがチラシを毎月同じ数だけ撒いているとしたら、今すぐストップしてください。それは無駄だからです。
そして、こう考えてください。効果の出ない月のチラシをカットし、その分を効果の高い月に撒く。
例えば、今まで月平均で2000枚チラシを撒いているとします。
8月と12月分を0にし、その代り1月と4月を4000枚にするのです。単純に言うとこういうことです。
広告とは動きがあるときにドカンとやって、動きが鈍い時には手を出さないのが肝要です。
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