こんにちは。鈴木貴之(@shiogamabtc)です。
集客というものを語る時に避けては通れないのが、その考え方を伝えるために使うたとえ話。
そして経営、特に集客でよく使われるたとえは、「集客=戦争」だというもの。
確かに、「戦略的に考える」というのはとても重要です。そして「戦略」とは戦争の言葉。
でも私は、教室集客、生徒集客というのは戦争じゃない。そのように思います。
でも多くの経営者が戦争屋である孫子が書いた「孫子の兵法」を至上の経営書と考えていることも確かです。
中には事業戦争という言葉を使ったり、どうやって相手を打ち負かすとか、引っ掛けるとか、そんなものばっかりです。
そして究極的なものは・・・集客を戦争ととらえると、「顧客を敵として捉える」ことを平気でやってしまう人がいることです。
だから私は、それにはこの記事を通して異を唱えたいと思います。
教室集客において顧客は「敵」ではない
まず私が最もつてたいのがこれ。顧客は、見込生徒さんは敵じゃないよということ。
だまして連れてくる(奇計を用いて)なんてもってのほかです。
相手が何も言えないくらい自分が話しまくって、相手を無理やり納得させて、自分に従わせる。
それ、クソくらえです!!
もしかしたら短いスパンでは良いかもしれませんよ。その一回だけの取引で良いなら。
でも、「教室経営」という観点から見た時に、一回は騙して連れてこられたとしても、それ以降の関係性が作れないのであれば、それは下策中の下策です。
いろいろな事業の集客を担当している人と話をしていると思うのは、いかにして相手からお金を最大限に引き出すか? ということしか考えない人がいるということ。
そんなの、間違っていますよ!!
買っても何の足しにもならないものをだまして買ってもらう何て発想が出てくるのは、私は集客を戦争として捉えているからだと思います。
買ってもらうことで人生が変わる。
その人が本当に得たいものを得られ、避けたいことを避けられる。
そんなものを売るべきですし、何の役にも立たないものを売るのは意味がありません。
私が教室の先生の集客を助けることが好きなのは、ちゃんと価値を伝えれば見込生徒さんたちにとって人生が変わるくらいのインパクトのものを教えていることが多いからです。そうじゃなければ、集客の仕方を教えたいと思いません。
教室経営を戦争ととらえるべきではありません。教室経営とは、顧客とのロマンスだと私は思います。しかもそういうお店に行っての一時のロマンスではなく、配偶者とはぐくむようなお互いにとってのプラスとなる関係性を築いていく。そんなロマンスです。
教室経営を戦争ととらえるか、ロマンスととらえるかで生まれる違い
これは明らかに違いが生まれます。
説明するまでもないと思いますが、ロマンスととらえてその人の為になるような集客の文章、そして方法を考えていくことで、一人一人の生徒さんを大事にする思いが湧いてきます。
逆に戦争ととらえ、見込生徒さんを捕らえるべき敵だと思ったらどうなるでしょうか? そういう想いで書いた文章は知らずととげとげしくなり、いかに自分の価値を伝えるかよりも、いかにだますかに頭が染まります。
そんな状態で体験レッスンに来たら、本当の自分の教室の良さを知ってもらうよりもトリックを使ってでも入会してもらおうと思うでしょう(実際体験レッスンの時だけ人気のある良い先生が出て、通常レッスンでは箸にも棒にも掛からない先生が教える教室がありますね)。
もちろん、ロマンスにもテクニックや小技が必要な時もあるでしょう。しかし、それは「相手の人を幸せにしたい」と思う熱意や善意から出るべきであって、その背景としてあるものが相手を打ち負かすためのものであってはいけないと私は思うのです。
考えてみてください。
自分の配偶者が、自分を征服しようとして来る方が良いですか? それとも愛してくれる人が良いですか?
誰もが「愛してくれる人が良い」と答えるでしょう。
それは教室集客においても一緒なのです。
教室経営を戦争として捉えてはいけないもう一つの理由
そしてもうひとつ、特に今の時代だからこそ言える理由があります。
それは、今やどんな人でもインターネットに口コミを残すことができるようになったということ。
あなたがトリックを用いて、だまして生徒を集めたとしても、実際の内容を体験することで生徒さんはすぐにそれを見抜きます。
インターネットがなければ泣き寝入りしたかもしれませんが、インターネットのおかげで今やその人が体験したことを事細かに他の人に知ってもらうことができるようになりました。
もう、「騙して集める」という時代ではないのです。
まれにこのようにお問合せをしてくる人がいます。
「教室集客をする為に、何をやったらいいでしょうか? 何か一つだけ挙げるとしたら、何をするべきでしょうか?」
これは頭が良いというより怠惰な理由から質問してきているのです。一つだけやって、集客できないかな・・・と。
でもそういう人に、「生徒さんから同じように言われたら、その一つだけやってその人はあなたが教えているものをマスターできますか?」と聞くと、「それは無理です」と言うのです。
ただ、そのようには言いましたが、もし本当にたったひとつあげるとしたら、「生徒さんとの関係をロマンスとして考える」ということを挙げるでしょう。
これはテクニックじゃないのです。でも、教室集客において最も大事な内容なのです。
生徒さんとの関係をロマンスとして考える為にできること
相手をだまそうなんて思わないことです。
誠実に、真実の想いを持って、見込生徒さんの役に立つ内容を教えるコース(教室)の文章を書きましょう。
その生徒さんの悩みを解決できる、ないしはその生徒さんが欲しいものを得られるようになる為の内容(教室・コース)を提供しましょう。
良い内容であれば、集客は楽になります。嘘をつかなくてよいからです。
もしあなたがそういう影響を与えられるものを提供していないとしたら、集客することを一時停止しましょう。そしてまずはそういう内容にできるように頭を使いましょう。
あなたが与えるものが、自分に返ってきます。
あまり宗教染みたことは言いたくありませんが、あなたの意図が相手に当たって跳ね返ってくる。私はこのようなことを多く見ています。
だから、もう一度言います。
「教室経営における集客は戦争ではありません!」
それはロマンスなのだ、と。
教室集客にブログを活かしたいという場合は、こちらの記事をお読みください。
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