前回の記事「教室集客の為のブログ活用法08「日々の記事に何を書くべきか?①」では、あなたの生徒さんに対する熱い想いを書くことで、読者に熱が伝わり、それが体験レッスンの申込という行動につながるという話をしました。
また、それとともに毎回記事を書く際に忘れてはいけないことについてもお伝えしました。
今回の記事では、「なぜ?」という言葉を元にあなたが書くべき記事の内容について考えてみたいと思います。
なぜ、生徒さんはあなたが教えているものを学ぶべきなのか?
教室をつくる際に、多くの先生が犯す間違いがあります。
それは、教室を開けば生徒さんは来てくれる、という幻想を持つということです。
ほとんどの場合、あなたが先生となり、教室を開いても、生徒さんは来ません。
しかしながら、可能性としては低いのですが、確かに教室を開き、看板を出しただけで生徒さんが来ることもあるのです。
この差はどこから来るのでしょうか?
それは、あなたが教えようとしているものが、どれほど生徒さんが必要と思っているか、もしくは欲しいと思っているかによります。
例えば、あなたがテニスを教えているとします。
あなたはなぜ生徒さんがテニスを学ばなければならないか、簡潔に伝えられますか?
体を動かすことで、体力が付くから?
では、なぜサッカーや野球、水泳ではなくテニスなのでしょうか?
考えてみてください。
例えば、親が水泳を子供に習わせている場合、親は子供にオリンピックに出てほしいから習わせているのでしょうか? そういう方もいるかもしれませんが、たいていの場合は水泳を習うと体が強くなるから、体力が付くから、と言うのではないでしょうか?
そこをあえて「テニス」と言うには、理由が必要です。
多くの場合、何か習い事を始める際は、習っているそのものを極めるというよりも、それを通して得たい結果があり、それを学んでほしいから習わせるのです。
そこを正確に理解し、伝えることができれば、あなたが教えているものをその解決策として選んでくれるでしょう。
もちろん、「周りがやっているから」というのも習い事を始める理由として根強いものがあります。「友達がやっているから、なんとなく始めた」と言うのもあるでしょう。
そう言う時にも、「生徒さんが(あなたが教えているもの)を学ぶべき理由」があれば、お金を出す立場である親が納得しやすくなるでしょう。
例えば、ピアノを習わせようか迷っている方がいた時に、ピアノを習うと「指を使うことで脳が活性化しますよ」「右脳と左脳が両方鍛えられますよ」「リズム感、集中力、器用さが身に付きますよ」というのは、決断させるための良い理由となります。
ただし注意しなければならないのは、これらはふわふわとしたつかみどころのない理由です。つまり、習っている場合とそうでない場合の差がはっきりと分かりません。
「ピアノを習っていれば、中学の学校のクラス別音楽コンクールの時に、クラス代表でピアノを演奏し、活躍できますね」と言った方がよりイメージが付きやすいのです。
理由として最も強力で、行動につながるものは、「それを学ぶことで得ることができる未来」と「それを学ばない場合の未来」のギャップがとても大きい場合です。
先生であるあなたから学ぶことで明らかに生徒さんの将来が変わる、という場合は、それを伝えればよいのです。
ここで重要なのは、「なぜ、生徒さんはあなたが教えているものを学ぶべきなのか?」という問いに対する答えをあなたが持っているか否かです。もし持っていないとしたら、一日部屋に閉じこもってそれを見つけるまで出てこないか、教室をたたむかです。
なぜなら、この問いに答えられない業界であれば、生徒さんにとってあってもなくても同じではないでしょうか?
もし本当にそうなのであれば、あなたがいくら頑張っても生徒さんを集めるのは難しいです。
生徒さんに「これをどうしても学びたい」と強く思ってもらえる業界にいた方が、楽じゃないでしょうか? そういうところで、感謝されながら教えた方があなたの人生にとってプラスではないでしょうか?
先生は、生徒さんがいてこそ先生となります。資格があるから先生ではないのです。
生徒さんの頭に銃を当てて「習え!」と言うわけにもいきませんので、生徒さん自身が学びたいと思ってくれる分野であればあるほど、理想の生徒さんを集めるのはカンタンです。

なぜ、生徒さんはあなたから学ばなければならないのか?
「なぜ、生徒さんはあなたが教えているものを学ぶべきなのか?」 に対する理由がはっきりとしているとすれば、次の質問は、「なぜあなたなのか?」です。
あなたからしか学べないのだとしたら、あなたの存在自体が理由です。
しかしながら、実際はあなたと同じものを教えている先生は世の中にはたくさんいるのではないでしょうか?
いろいろいる先生の中で、なぜ生徒さんは「あなたから」学ばないといけないのですか?
あなたの中に、この問いに対する答えはありますか?
あるのであれば、それを記事にしましょう。
ないのであれば、まず理由をつくりましょう。
この問いに対する理由がないということは、生徒さんの未来にとってあなたはいてもいなくても良いということです。他の先生から学んでも同じなのですから。
あなたは、先生としてあなたから学びたいという生徒さんのより良い未来にとって、なくてはならない存在であるべきなのです。「いろいろ先生がいるけど、○○先生じゃないと嫌なんです!」と言われなければなりません。
それには、ただ単に「私は○○を教えています」というだけではだめなのです。
もっと言えば、他と同じことを言っていてもダメなのです。
あなたの同業者がチラシやホームページに書いてある内容と、あなたのチラシやホームページに書いてある内容を読んでみて、はっきりと違いがなければダメです。
もっと言えば、その違いを読んだ人がはっきりと分らないとダメです。
他と同じというのは、生徒集客にとって大きな罪なのです。
次の記事:教室集客の為のブログ活用法10「日々の記事に何を書くべきか?③」
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