教室集客のコンセプトの作り方

こんにちは！　鈴木貴之（@takahanalee）です。

最近、「教室のコンセプトって、どう作ったらいいでしょうか？」というご質問を頂きましたので、私がコンセプトを作る時の軸について3つお伝えしたいと思います。

コンセプトの見つけ方

教室集客の為のコンセプトの作り方

では下記に具体的なコンセプトの作り方を説明していきます（私がお伝えするのはあくまでも「教室集客」に特化した形でのコンセプトの作り方になります）。

① 地域の競合店のサービスの価格を調べ、最も高い値段設定にしたと仮定して、その理由を探す

この仮定では、競合店と同じことを言っていたら値段が高い理由を説明できません。

だから、「他とは違う」ということが重要になります。

顧客が高くても納得する、飛び抜けて他店と違うところってなんだろう？　と考えるのです。同じようなお店が多いので、先生方はみんな苦労します。

でもこれって、見込生徒さんの苦労でもあるのです。だって、どこを選んだらよいのか、どの教室が自分にとって最も合っている教室なのかが分からないのですから。

実際に価格を地域で一番高く設定しないとしても、「もし最も高い価格設定をしたら？」と考えることで、普段の思考の枠を飛び越えて考えることができます。

思いもしなかったコンセプトが出てくるのもこの仮定の質問の魅力です。

普段と同じ思考方法でコンセプトが出てこないという場合は、普段とは違う思考ができるような質問をすることが効果的です。

② 自分自身の体験を上手に見せるようにする

私はこういう仕事もしながら英会話教室を運営していますが、そもそもの始まりはあるお母さんの痛切な叫びだったのです。

その叫びとは、「息子を2歳から10年も英会話教室に通わせたのに、話せるようにならなかった。どうしてでしょうか?」というものでした。

そこから、英会話教室のことを調べてみると、確かに話せるようなレッスンをしていないところが多いことがわかりました。そこで、自分で「ちゃんと英語を話せるようになる教室」をつくったのです。

今のが、私が「始まりの物語」と呼んでいる「自分の英会話教室がある理由」です。

このような体験があれば、それをストーリーとして伝えることで教室のコンセプトが明確になっていきます。どういう教室にすべきかというのがこのストーリーから決まってくるのです。

また、ただ単純に「お金を稼がないといけないから教室をつくりました」と言うのとは一線違う教室の存在理由を伝えることができます。この軸があると、教室運営にブレが出ません。

③ その土地にいる人のニーズ

ニーズと言ってわかりにくいのであれば、その土地に住んでいる人たちの悩みと言っても良いでしょう。そういったものを仕事抜きで想像してみるのです。

仕事抜きでニーズや悩みが分かってから、それを仕事に結びつけていくのです。最初から仕事のメガネをして考えるので分からないことも、こうすることでわかるようになります。

個人的に感じているのは、みんな「○○教室」という枠にとらわれすぎだということです。そんな小さな枠で勝負しなくてもいいのです。もっと広く視野を持つことで、たくさんのことができるようになっていきます。

小さい枠の中でとどまっているとそのレベルでしか行動できませんが、あなたはもっと大きく考えられる人だと思いますし、何よりあなたが教えているものはもっと大きく人の人生に関われるものだと思います。

自分の頭の中の限界が現実の限界になります。

大きく考えられるようになりましょう。

ちなみに、私の場合は「英会話教室」と銘打っていますが、実際ある程度まで進めば「英語をどう自分で勉強するか？」の方が大事だと思っています。

だから、そのことを伝えることにも力を入れています。

また、「英語で自信が持てる」ってとても大事です。なぜなら、それが本人の「他のものにもチャレンジするやる気」を喚起させるからです。

その部分も強調しています。

最後に、とても重要なことをお伝えします

集客できる教室のコンセプトは、これらの軸がバラバラに存在しているところにあるのではなく、それらが重なっているところにあるのです。

つまり、このすべての軸に被るコンセプトがもっともその地域で受け入れられるコンセプトだということができるでしょう。

ひとつのアイデアだけでコンセプトを絞ろうとせずに、ここでご紹介したアイデアをいろいろと試してみてください。

あなたの教室の良いコンセプトが見つかりますように。

もし、教室のコンセプト作りを含めた「教室集客の為の本」を探しているという場合は、こちらの電子書籍「理想の生徒の集め方」を読んでみてください。無料でダウンロードが可能です。